カンボジア訪問3 ロイヤル・プノンペン病院
カンボジア訪問の目的はいくつかあって、
まず、その現状を肌で感じたい、というところと、
日本人クリニックがどんな感じのものなのかを知りたい、ということであった。
私は将来海外で医師として働きたいという”野望”を持っていて
しかもそれは専門家として、なので、自分の活躍の場がそこにありそうなのか、というのが課題であった。
なので、日本で散々やった(と思っている)ホームレスや貧困層への医療というのはターゲットでなく(もちろんツテもなかったが)、今後行われていくだろう医療がどんなものかに純粋に興味があった。
一応雇用を前提として、いくつかの病院をあたり、2箇所の病院を見学させていただくことにした。加えて、急遽もう一つ連絡が取れて計3箇所を一日で見学した。
はじめに見学させていただいたのは、
ソムアーツ院長ご自身がで迎えてくださり、最初に数分お話をさせていただいた。
結論から先に言うと、
専門医としての雇用は現在は難しくて、なぜかと言うと放射線や化学療法の設備がまだないから、というのが理由だった。
外来の中心は救急疾患や産科が中心で、とても癌まで手が回らない、とのこと。
乳がんの放射線治療ができるのは、市内の国立病院だけだという。
そこに施設を借りてやったら?という提案もするが、ううーん、という感じだった。
まあイマイチな反応で、これ以上無理強いもできない(←何様??笑)、ここは引き下がるべしと『まあ確かに難しいですよねえ。』と切り返してお話は終わり。
とはいえせっかくきたのだからと一緒に写真撮影。
今後に期待というところですね!