おかぴーのビジネス・メンタルタフネスBlog

乳腺外科医おかぴーがそのなが~い診療経験と多種多様な人間との人付き合いからみた、ビジネスとメンタル・コミュニケーションについてのブログ。

違う流派のお稽古に参加したいですか?

オペシェア(←フリー外科から改名)っていう私のやりたいプロジェクトは、外科医がもっとコミュニケーションをとって、もっと自分の能力を羽ばたかせようっていうプロジェクトなのですが。

 

皆さんは他流試合って好きですか?

仕事の時に、違うやり方をする人、気にくわない方ですか?

 

私はこれを見て、もしかして日本人の大多数が、こういう考え方なのかなあ、

という疑念を抱いてしまいました。

 

↓これ

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

人間関係でもグループを作りやすい日本人。

お茶の世界では外科の世界よりももっと厳しい流派の違いが徹底されていました。

お茶の目的は”人をもてなすこと”

外科医の目的は”患者さんを治すこと”

目的は同じなのに、なんで違うんでしょうねえ(と、小学生みたいなことを言ってみる)

 

状況は外科の方がいいと思います。EBMの考え方が導入されて、

ベテランの先生でも、データが集まれば、それに沿った治療をしないと訴えられてしまうので変えざるを得ない、という状況。

EBMが今の日本の医療を変えたと言っても過言ではないと思います。

 

しかし、数々の名医の、EBMではどうしようもないキラリと光る技術とAIでは追いつけない”勘”がまだ先達の先生に残っている昨今。(ロボットになると消えます)

これを残すすべは、交流しかないように思います。

 

上の先生の気を悪くするから、と、交流をやめてしまっているのはなんだか、もったいないです。上手な先生は他人からどんどん良いところを取り上げて自分のスキルにしています。

 

そんな意欲のある先生を一人でも多く作りたいです。